サイディングやカラーベスト、金属屋根・セメント瓦など、現代の建築で使用されている屋根材・外壁材のほとんどは、工場の生産工程で表面に塗装加工が施されています。
塗装工事が住まいの美しさを保つために行われると思われがちですが、本来はの役割は建材を守り、建物の寿命を延ばすためのもの。
直射日光・雨風・砂ぼこりなどのあらゆる外的要因を弾き、快適で強い住まいを保ちましょう。
■ 外壁に現れる症状
□チョーキング
外壁を手で触ると白い粉が付きませんか？
これはチョーキングと呼ばれる現象で、表面の塗膜が劣化している症状です。
□クラック
外壁にひび割れができる症状で、裂け目から水分が浸入しやすくなるため、早めの対策が必要です。
□藻・コケ・カビ汚れ
塗膜の防水機能が切れた状態で、建材の含水率が高まっている証拠です。
□塗膜の剥がれ
経年劣化以外にも、前回の塗り替え工事で高圧洗浄を行った場合、その後の乾燥不足によっても症状が発生します。
■ では屋根の場合は？
高所にある屋根の場合、ご自身でのチェックは難しいでしょう。
ただし目安として、外壁に上記のような症状「ある」か「ない」かで大まかな判断をすることができます。
外壁よりもさらに過酷な状況に曝されている屋根の方が、より劣化が進んでいるケースも多いため、まずは外壁のセルフチェックから始めてみましょう。
